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自動車整備士はフリーランスで食っていけるのか?

誇りをもって自動車整備士になったけれど、いざ働いてみると

  • 給料は上がらない
  • 職場の人間関係がうまくいっていない
  • 将来性に不安を感じる

こんな想いを持った整備士も多いはず。

昨今、年功序列、終身雇用の崩壊、副業も解禁したことでさらに働き方の見直しが必要になっています。

自分には多少のお客もいるし、自動車整備士としてフリーランスで食っていけることはできないかな?

なんて考えている人もいるかもしれませんね。

そこで今回は自動車整備士のフリーランスについて考えてみます。

目次

整備士のフリーランスとは?

フリーランスとは会社や組織に属さず、個人で仕事をとって契約し生計を立てている人になります。

具体的なところでいうと、ライター、カメラマン、プログラマーなどがいますよね。フリーランスは横文字でかっこいいですけれど、要するに個人事業主のことです。

これを自動車整備士でやろうとすると、自分で自動車整備の仕事をとってきて生計を立てると言うことになります。

フリーランスの良いところは

  1. 嫌な上司に嫌な仕事を頼まれることがない
  2. 仕事をやっただけ稼ぎになる
  3. 休みたいときに休める

このように夢のような働き方ですが、自動車整備士の立場でこれは可能なんでしょうか?

整備士のフリーランスは事実上無理です

結論から言いますが、自動車整備士のフリーランスは無理です

なぜ無理かと言いますとそれは法律上の話が絡んできます。

自動車の「分解整備」(※)を行おうとする場合は、地方運輸局長の「認証」を受けなければなりません(道路運送車両法第78条第1項)。この「認証」を受けた工場を「認証工場」と言います。

引用:国土交通省

この認証工場の認証を受けるには細かい規定があり、工場の大きさ、既定の設備を有している必要があり、認証をとるということは事実上「車屋の開業」と考えて問題ありません。

この認証をとらず、分解整備をした場合は当然「違法」となります。

しかし、実際には認証を取らずして自動車整備をしている無認証工場があるのは事実です。いわゆる「もぐり」なんて言われていますが、これは違法行為なので絶対にやめましょう

話を「フリーランスで整備士としてできるか?」に戻しますが、車屋を開業せず個人で車検や点検、故障修理を含む自動車整備の仕事をするのは、事実上無理という結論に至ります。

もちろん認証を取ればOKなのですが、それももはやフリーランスではなく車屋開業であるということです。

もちろん分解整備をしない仕事であればフリーランスでOKです。

  1. ナビ、ドラレコの取り付け
  2. 車検代行
  3. コーティング施工
  4. 中古車の販売

などでしたら問題はありません。

しかしこのような仕事はもはや自動車整備士と呼べませんよね。

独立を考える

となると、独立(車屋開業)を考えるのも1つです。

自分のお客さんをある程度持っているのであれば、思い切って独立するのもありですよね。

ただ自動車屋の開業はサクッとできるものでもない。それなりの覚悟と開業資金がいるのは想像できると思う。

ではどんなものが必要かを簡単に見ていこう。

  1. 古物商の許可
  2. 自動車リサイクル法取引業登録
  3. オークション入会
  4. 自賠責保険の代理店登録
  5. 運転資金
  6. 工場の家賃
  7. 整備に必要な機器

などなど

自動車整備業を開業するには先ほど紹介したように、認証を取ることが前提です。

認証を取るためには、コンプレッサーや排ガステスターなど高額な機器が必要になりますし、規定の面積を有した作業場(整備工場)が必要となる。

また任意保険や自賠責保険の取り扱いに必要な保険業務の資格や業務提携も必要です。もちろん一人ですべてできればいいが従業員を雇うとなるとかなりの金額がかかります。

一般的には車や開業資金の目安は2000万円ともいわれています。

このように、自動車整備を生業とするにはハードルが高いです。さらに開業後すぐに仕事ができるように集客をしておかなければならない。見切り発車で開業後仕事が全くないじゃお話にならないからだ。

この辺をクリアできそうなら独立を考えてもいいだろう。

とはいえ、このような条件があるとなかなか独立できない人の方が多いのではないだろうか?

整備士不足なのだから好条件で転職

では

  • 給料は上がらない
  • 職場の人間関係がうまくいっていない
  • 将来性に不安を感じる

などという方はこのまま泣き寝入りで今のまま我慢して働くしかないのでしょうか?

私はそうは想いません。

転職すれば良いんです。

あなたは知っていますか?今自動車業界は深刻な整備士不足の現状を。

日本自動車整備振興会連合会(日整連)のH26年度の調査によると約50%の整備工場で整備士が不足していると回答しています。

実際に、整備し不足や後継ぎが居ないなどの問題で整備工場をたたむなんて話を聞きますし、整備士を求人募集しても集まらないので、外国人を招き入れているディーラーもあるようです。

要するに、いま自動車整備士は価値のある存在なのです。

価値があるということは、本来好条件で働く事ができるはずということです。

業界では現在

  • 労働時間の見直し
  • 給与の見直し
  • 労働環境の見直し

このような改善をしいい人材を確保しようという動きもあります。

この状況は現在自動車整備士をしている人にとってチャンスです。整備のスキルが有る整備士であるのであればなおさらです。

フリーランスで整備士としてやっていきたいと言う気持ちがあるのであれば、自分のスキルを売り込み、自分のスキルに合った待遇をしてくれる整備工場を探してみましょう。

今よりも格段に良い整備工場が見つかると思いますよ。

以下の「整備士ジョブズ」では好条件の案件が見つかる可能性がある。

自動車整備士専門の転職サービス【整備士ジョブズ】

整備士ジョブズは自動車整備士に特化した求人サイトなので、現状の待遇を伝え今よりも好条件の求人があるのか問い合わせをしてみよう。

自分がどれだけ劣悪な環境にいるのかが、わかったりするかもしれない。

今なお現状に満足していないのであれば少しの行動で、あなたの人生が大きく変わるかもしれません。ここでいう行動と言うのは

  • 「整備士の転職先を検索してみる」
  • 「自動車整備士に特化した求人サイトに問い合わせをしてみる」

行動しないのであれば今と何も変わりませんよ。

給料も人間関係も。

また、「今すぐ転職する気がない」でも「このままここの整備工場に居る気はない」なんて方はあらかじめ転職サイトに登録だけしておくことをオススメしておきます。

なぜなら

  • 気になる求人情報をゲットできる
  • 今の工場と待遇を比較できる
  • いざ本気で転職を考えた時にすぐに動ける

などなどメリットがある。

整備士ジョブズでは、電話面談もできるので、あなたの整備工場の現状を伝え、「今より待遇の良い整備工場はないか?」などなどの問い合わせもできる。

フリーランスにこだわるのではなく、今よりもステップアップできるところに身を置くこともあなたの長い人生を考えたらプラスになるだろう。

残業しても残業代がつかないようなブラック整備工場であったり、人間関係ボロボロな現状を脱するなら転職も1つの選択です。

まずは問い合わせと言う行動です。

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関連記事として「整備士を辞める前にできること」をまとめた記事がありますので合わせてお読みください。

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